20170812 室生寺 大野寺

今日は朝から飛行機に乗って旅行へ出発。今回の目的地は、奈良の室生寺と大野寺。二つのお寺は、奈良の宇陀市というところにある。最寄駅に着くと、街より少しだけ空気がひんやりと気持ちがいい気がした。山の緑がとっても綺麗!

電車の駅から室生寺へはバスで行く。歩いても面白そうな道だけれども、いくらすこしは涼しいとはいえ、やはり8月の暑さ。疲れ切ってしまいそうなのでおとなしくバスに乗ることにしたのだった。

バスに乗り込んですこしすると、窓から大野寺の磨崖仏が見える。山の岩肌に彫られた、仏様の姿。像とはまたちがう素晴らしい雰囲気がある。なんだろな…より原始的というか、より大陸的というか…。

バスはだんだん山へ入っていく。川に沿った道だから、歩いても楽しいだろうな。ハイキング用の道も整備されているみたい。また涼しい季節に来てみたい。15から20分ほど乗っていると、室生寺のバス停へついた。景色を見ているとあっという間だった。

バス停からお寺は までは、お土産やさんや食べ物屋さん、旅館などが軒を連ねる参道を歩いて行く。賑やかな通りという感じではない。すこし鄙びた感じがある。お店は帰りに見ることにして、お寺への道を急ぐ。

赤くて丸い橋を渡るといよいよ室生寺。入山料を払い、てくてく歩く。もみじの緑がとてもさわやか。近くに川が流れていて、水の流れる音が聞こえてくる。そして蝉、ツクツクボウシの鳴く声。なんとなく、子どもの頃の夏休みの終わり頃の気持ちを思い出したりした。

すこし歩くと、まずは室生寺の仏像さんたちに会える。装飾がきれい。色が薄くなっているとはいえ、きれいな彫りや彩色が伝わってくる。そこからさらにすこし歩くと、五重の塔。こじんまりとして、上品な塔だった。

五重の塔の奥には、奥の院へ続く階段がある。この階段、登ってみると、思っていたよりずっと急で長かった。気持ちのいい空気のなか、息を切らしながらようやっと奥の院へ到着。法要を行なっている人たちがいたため、お経が響き渡っていてとてもよかった。奥の院では、休憩したり、本を読んだりして、ゆっくりと過ごした。ちなみに、降りる時は膝がガクガクと震えてしまいました…。

下へ降りてからは、ベンチに座ってゆっくり本を読んで過ごした。普段過ごしている場所を離れて本を読んでいると、すごく自由な気持ちになれるとわかった。

しばらく休んだ後で、バスの時間よりすこし早めに室生寺を発った。参道のお店やさんをいろいろ見たくて。参道のお店は、どれもすこし古めかしい感じがするけれど、よくみるととても美味しそうなものを売っていたりする。

あるお店で、勧められるがままに試食した奈良漬けがその一つ。パリッとしているし、味も塩辛すぎずちょうどいい。家族へのお土産用に、一つ購入。店員のおばあさんが、中で麦茶を飲んで休んでいったら?と勧めてくれたのでお言葉に甘える。今年はこの辺りも暑いこと、今日は比較的涼しいこと、春秋の景色の美しいことなどを教えてもらう。とてもとても早口なおばあさんだった。ありがとうおばあさん。

もう一つは、葛入りのうどん。これは食べてはいないがとてもおいしそうだったので自分用に麺を買った。食べるのが楽しみだ。うどんの代金を払うと、お店のおばあさんが、柿のゼリー菓子をすこし分けてくれた。このゼリー菓子のまたおいしいこと。次に行った時は購入しようと思った。

そうこうしているうちに、バスの時間になった。うとうとしながらバスに揺られて、帰りは大野寺で降りた。小銭の持ち合わせがなく、入山はできなかったので、磨崖仏だけもう一度よく見ておいた。

こうして、奈良での1日は終わった。夜は大阪に戻って、学生時代の友達たちと食事した。なんとなく、自分の仕事については話したくなくて、はっきりとは話さなかった。なぜ話したくなかったのかはわからない。人と比べる気持ちなのか、自分の中で納得できない気持ちなのか。